ID 3553
登録日 2007年 4月18日
タイトル
コブシで花占い 今年は「中の上」
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=6884
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元urltop:
-リンク切れ->
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写真:
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岡谷市西堀区の西堀名木保存会は17日、花の咲き具合で作況や世相を占う「コブシの花占い」を横河川土手のコブシの若木で行った。今年は花の多くが上向きに咲き花付きも良いことから、会員らは世の中が
平和であるよう期待を込めて「中の上」と占った。
このコブシは2代目で、高さ5メートルほど。同地には樹齢300年余を経たコブシの大木があり同保存会が保護してきたが、老化のため2000年に枯れ落ちてしまい、翌01年に若木を植樹した。
記録に残る限り1963年から続けてきた花占いは、「花が上向きに咲く年は豊作、下向きは凶作、横向きだったら風が吹く」などと言い伝えられてきた。初代の枯死で途絶えていたが、2代目により2005年に4年ぶりに
復活。昨年は花の数が少なかったことから取りやめた。
花占いには会員ら約30人が参加。コブシに向かって一礼し、「今年は見事に咲いたなあ」「下向きの花もあるぞ」などと話し合いながら見立て。その結果「中の上」で一致させ、実りのある1年を願ってお神酒を交わした
。
同会世話人代表の武井敏男さんは「昨年は花が5輪ほどしか咲かなかったところ、諏訪地方に未曽有の豪雨災害がもたらされた」と振り返り、今年の花を見上げながら「昨年は災害でいけなかったが、今年は良い年にな
るのでは」と期待していた。
コブシは今が満開。横河川土手では桜も見ごろを迎え、しばらくは競演が楽しめる。
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