ID 3552
登録日 2007年 4月17日
タイトル
醍醐桜の魅力、思い込め描く 岸田劉生の孫 霊宝館で油絵展
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007041700074&genre=J1&area=K1I
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元urltop:
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写真:
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桜をテーマにした絵画展「醍醐寺の櫻-刻を求めて」が京都市伏見区の醍醐寺霊宝館で開かれている。「醍醐の花見」で豊臣秀吉も愛でた桜の子孫が残る醍醐寺の魅力を、油絵で描いている。
東京の洋画家岸田夏子さん(66)の個展。岸田さんは近代西洋画の巨匠・岸田劉生の孫で、この二十数年、桜をテーマに描いている。
醍醐寺の桜とは3年前に出会った。境内を訪れ、魅了されたものの、表現するのには「ずいぶん悩んだ」。花の見事さ、多様な種類、趣。たどりついたのが伝統の重みだった。
「京都は日本の歴史を身にまとっている。京都にある桜にもそれは言える。京都の華やかさや歴史は醍醐寺の桜のなかにも染み込んでいる」。古都の歴史を描くつもりで絵筆を進めた。
展示されている絵のなかで「ハーモニー」は一昨年にベルギーで開かれた日本とEU(欧州連合)の文化交流展に出展した作品だ。5本の桜が輪になって、5大陸のつながりを表現する。また「月光(醍醐寺の櫻)」は満月
の明かりに照らされた夜桜を描いている。
絵画展は寺宝展と同時開催で、5月6日まで。入館料は大人600円、中学高校生300円、小学生以下は無料
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