ID 2672
登録日 2007年 2月 6日
タイトル
"サクラよ、よみがえれ" 湊山公園を有志で土壌改良
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/070206/20070206008.html
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元urltop:
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写真:
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花見の名所として知られる鳥取県米子市西町の湊山公園で、一部のサクラの成長が止まるなど元気がないことから、鳥取県造園建設業協会西部支部(浅中茂支部長)の会員が五日、ボランティアで樹木の周
囲の土壌改良を行った。昨年は有志の三社が行ったが、今年は同支部が全面的に協力。二十一社から四十六人が参加し、サクラをよみがえらせようと汗を流した。
湊山公園でサクラ周辺の土を掘り起こし、土壌改良材を混ぜるボランティアの業者
同公園には、ソメイヨシノやシダレザクラなど約四百五十本が植えられており、春には大勢の市民が花見に訪れる。ところが、近年はサクラの成長が止まったり、枝枯れを起こすなど、元気がない。同支部によると、樹木
の周囲の土が長年の降雨や花見客の往来で押し固められた上、もともと埋立地で土壌が良くないことが原因とみられ、サクラの根が伸びない現象が生じているという。
この日は、重機で約六十本のサクラの木の周辺をドーナツ状に掘り起こし、土に腐葉土や通気性や透水性を良くする土壌改良材を混ぜて埋め戻した。掘った部分の根は切れるが、これにより良質な土壌に新しい根が伸
びるきっかけとなる。また、枝枯れしたサクラの枝を切って殺菌剤を塗るなどの処置を施した。
ボランティアによる土壌改良は昨年から始まったが、すでに土壌改良を施した場所では、徐々にサクラに元気が戻ってきているという。
同支部理事の門脇敏夫さん=河崎植木園代表=は「サクラをよみがえらせるのは、専門業者であるわれわれにしかできないこと。サクラは日本人にとっても特別な思い入れのある木なので、今後も大事にしたい」と話
していた。
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