ID 2620
登録日 2007年 1月31日
タイトル
「富士と桜」世界に 静岡県が山麓の名所整備
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/local_politics/20070131000000000007.htm
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元urltop:
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写真:
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県は富士山周辺地域で新しい桜の名所づくりを進めるため、新年度から庁内に検討委員会を設け、富士山麓の桜景観づくり構想を策定する方針を固めた。富士山の世界文化遺産登録に向け、「富士と桜」を日
本文化の代表として位置付け県民の機運盛り上げを図る。平成19年度当初予算に必要経費を盛り込みたい考えで、市町や各種団体と協働して取り組む。
富士山周辺や伊豆地域には現在、富士霊園(小山町)岩本山公園(富士市)富士山スカイライン(御殿場市)浅間大社(富士宮市)などソメイヨシノを中心に30カ所以上の名所がある。
検討会は「桜で彩る富士の景観づくりを考える会」(仮称)とし、生態系や自然保護、観光、交通面などの各視点から▽名所の状況整理▽長期間、桜が楽しめる名所づくり▽多様な桜を楽しめる名所づくり▽周遊コースの
設定―などについて協議する。有識者を交えた会議も開いて、新たな名所づくりの発掘に努めるほか、シンポジウムも開く予定。
富士山の標高500メートルから800メートル付近までの自然林にはフジザクラやミヤマザクラなど自生種が多いため、県さくらの会など各種団体や観光協会、専門家らの意見を踏まえて事業を進める。
県自然ふれあい室は「富士山の桜の名所は全国的にはあまり知られていない。アタミザクラなど珍しい固有種もあることから、多様な桜を長く楽しめるような名所を増やしていきたい」と話している。
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