ID 2598
登録日 2007年 1月28日
タイトル
有機オリーブ油でヨルダン支援 京のNGO 現地で指導、開発
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007012700043&genre=K1&area=K10
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元urltop:
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写真:
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京都の国際支援NGO(非政府組織)が、ヨルダンの農業を支援するため、約2年がかりで現地住民と有機オリーブ油を開発。このほど初めての製品が、日本に到着した。
NGOはアフリカや中東で支援活動を続ける京都市中京区の「日本国際民間協力会」(NICCO)で、2004年春からヨルダン西北部のジェラシュ県ブルマ地区で農業支援を始めた。
以前から同国の死海近くで緑化や環境保全型農業に取り組み、その実績が同国農業省に認められ、ブルマ地区での支援を要請されたという。
同地区の農家はオリーブ油で生計を立てていたが、大規模製法に押されていた。そこで同会のスタッフは現地にあったオリーブ原種のナバリ種の巨木に目をつけた。その実を搾ったオリーブ油はとても良質で、「有機
農法で栽培して付加価値をつけて欧米や日本へ出せる商品」(小野了代理事長)を目指した。
現在までに延べ約20人が現地で指導。虫がついても農薬はやらずに切り取る、化学肥料は使わない、実は手でつむ-など有機栽培の厳しさについていけない農家も多く、有機オリーブ油を作れた農家は40戸中のわ
ずか9戸だった。
今回は、初めて搾った有機オリーブ油のうち3トン分を日本へ輸入した。味は濃厚で奥深い。小野理事長によると豆や湯豆腐との相性も良く、現地の特長を生かした製品の開発に胸を張る。
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