ID 2595
登録日 2007年 1月28日
タイトル
里山の木々で伝統の炭がま造り 松川・生田地区
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20070127/lcl_____ngn_____009.shtml
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元urltop:
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写真:
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松川町生田部奈地区の住民が、伝統的な炭作りの技術を伝えようと、部奈さとやま自然園で炭がま造りを進めている。26日には炭がまの上部を固める作業などに努めた。
同地区では、里山などの景観を生かし、集落全体を公園と考えて地域おこしをと、自治会役員ら約40人が昨年2月に「里山整備利用推進協議会」を発足。散策路整備や看板設置などの「集落まるごと公園づくり事業」を
本年度から始め、県のコモンズ支援金75万円の補助を受けている。
炭がま造りは同事業の一環。直径約3メートル、高さ約1・5メートルのドーム形。中には地元のクリや桜の木を詰め込んだ。この日は地区役員らが、炭焼きに詳しい地元の林鏡一さん(82)の指導を受けながら、かまの上
部に土と砂に石灰をまいて木づちでたたいて固める「鉢上げ」作業に励んだ。
生田地区で残っている炭がまは数カ所で、現在も炭を作り続けている所は無いという。里山整備利用推進協議会の伊藤頼人会長(72)は「里山の木を使って炭を作れば森林整備にもつながる。伝統を伝えながら、炭を
環境にやさしい燃料として見直したい」と期待を寄せている。28日には炭がま造りを一般公開し、仕上げをする予定という。
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