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ID 188
登録日 2006年 1月29日
タイトル
花粉をまいて薬の効き目実験 研究施設が相次ぎ誕生
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/life/update/0128/006.html
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元urltop:
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写真:
 
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花粉症患者のいる室内に人工的にスギ花粉をまき、花粉症薬やマスクなどの効果を調べる施設が、相次いで誕生している。今春の花粉は昨年より少ない見通しだが、気候などによって飛散量が変わっても 薬などが同じように効くか、条件を一定にして調べる狙いだ。  治験の支援などをする会社、東京臨床薬理研究所の花粉暴露施設は昨年9月に完成した。高さ2.5メートル、25平方メートルの部屋でスギ花粉をまく。空気1立方メートルあたりの花粉の個数を2500~4500個程度 に調整可能だ。  これまで、花粉症薬などの効果の研究は、その年の飛散量や天候に左右されていたが、室内なら温度や湿度が同じ条件で繰り返すことができる。  自慢は「世界でここだけ」という自動洗浄・乾燥システム。試験の度に、室内の花粉を純水で洗い流し、次の試験への影響を防ぐ。今春から本格的に稼働する予定だ。  和歌山市のNPO法人、日本健康増進支援機構の施設は、昨年から稼働している。これまでに延べ300人余りが入り、薬やマスクの効果などの調査に協力した。  広さは約30平方メートル。一番高い部分は高さ4メートルで、花粉の自然落下を再現できるという。花粉濃度も1立方メートルあたり3000~5000個前後で変えられる。日本赤十字社和歌山医療センターの榎本雅夫さ ん(耳鼻咽喉(いんこう)科)は「患者らが約30人いっぺんに入れるのが特徴」と話す。  大阪医科大は昨年、学内に約40平方メートルの花粉暴露室を造り、学生らボランティアに参加してもらい、データを収集している。同大の竹中洋教授(耳鼻咽喉科)は「薬を科学的に評価したい。他の大学などにも使い 方のアイデアを出してもらい、実験に参加してもらいたい」と研究目的の利用を呼びかけている。
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このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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