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- ID:
- 40020
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1115
- 見出し:
- 少花粉スギ植え替え促進 栃木県、タマホームと協定
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/region/news/171116/rgn1711160041-n1.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 県と住宅メーカー、タマホーム(東京都港区)は、花粉の少ないスギへの植え替えを進めるため、県産材の積極利用や県への寄付について協定書を調印した。県内で花粉の少ない品種への植え替えが進めば、東京周辺で花粉症に悩む人にも朗報となるかもしれない
県森林整備課によると、少花粉スギは花粉生産量が従来品種の1%以下。森林研究・整備機構によって多数の品種が開発され、原種の供給を受けた県林業センターでも苗木の生産を進めている。平成28年度、県内で植え替えられたスギ63万本のうち30万本が少花粉品種。県は100%近くを少花粉品種にするのが目標だ
協定では、植え替えが進むよう、同社が積極的に県産材を使うほか、年間100万円を県に寄付。県は植え替え促進のための事業に充てる。福田富一知事は「支援は花粉症に悩む人への朗報。花粉の少ない森づくりを加速させる」と述べ、協定書に調印した
同社は昨年、大分、宮崎両県と同様の協定を結んでおり、栃木県が3番目。創業の地、九州や木材の一大供給地の東北地方各県に次ぐ規模で県産材を使用している
自身も花粉症の症状があるという玉木康裕社長は「国産材のおかげで優良な住宅が提供できるので、この社会貢献は恩返し。北関東のスギが改善されれば、東京や横浜の人が喜ぶのではないか」と効果を期待する。協定の期間は5年間だが、玉木社長は事業への支援を長く続けたい意向だ
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