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- ID:
- 39761
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1002
- 見出し:
- 神戸港に樹齢150年の巨木でXマスツリー
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元URL:
- https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201710/0010612425.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 神戸・メリケンパークに今冬、全長約30メートルの生木のクリスマスツリーを立てる計画が進んでいることが3日、関係者への取材で分かった。珍しい植物を追い、世界中を回る「プラントハンター」の西畠清順さん(36)=川西市=が企画。世界的に有名な米ニューヨーク・ロックフェラーセンターのツリーと同規模になるという。12月の約1カ月間ライトアップし、神戸港の開港150年目を華やかに締めくくる予定だ。(上杉順子、久保田麻依子) 西畠さんが率いる植物コンサルティング会社「そら植物園」(川西市)が開港150年目の記念イベントとして主催。神戸市が後援する予定
ツリーにする木は富山県氷見市の山中に生えている推定樹齢150年、推定重量40トンのアスナロ。約2年前に西畠さんが見つけて掘り出す準備を進め、クリスマスツリーとして立てる場所を探していた
神戸市側との協議を経て、「阪神・淡路大震災から復旧し、開港の大きな節目も迎えた街に立てたい」と神戸港での設営を決心。震災犠牲者をしのぶ「神戸ルミナリエ」とも開催時期を重ねることにした
木は今月中旬に根ごと掘り出し、輸送可能な状態にまで枝を圧縮した後、11月初旬に氷見を出発。トレーラーで富山県内の港に向かい、神戸港まで海路で運ぶ。同月中旬にメリケンパークに到着するという
会場では大きな鉢に植樹し、反射材入りメッセージカードに観覧者の夢や目標を書いてもらい、飾りとして木に結ぶ。観覧無料で、ツリー周辺でマルシェや音楽イベントも開かれる
西畠さんは「巨木を立てることは古来、鎮魂の意味があり、やるなら神戸しかない。生まれ育った兵庫から、震災の傷痕が残る東北や熊本に希望を届けたい」と意気込む
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