v10.0
- ID:
- 39571
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0910
- 見出し:
- 【明治の船宿を初公開 浜松・天竜
- 新聞名:
- 中日旅行ナビ ぶらっ人
- 元URL:
- http://tabi.chunichi.co.jp/odekake/170911odekake_3.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 天竜川で木材を運んだ筏師(いかだし)らが使用した明治期の船宿が9日、浜松市天竜区二俣町鹿島の展示施設「筏問屋田代家住宅」に隣接する同所で初めて一般公開された。船宿は全国にもほとんど残っておらず、住民有志は地域の貴重な遺産として活用したいという
田代家は戦国時代、徳川家康の遠州侵攻に協力して税免除の特権を受け、天竜川の筏問屋で財を築いた。船宿は1897(明治30)年に建設、木造瓦ぶき2階建てで10部屋ある
住民有志でつくる「鳥羽山城跡とまちづくりの会」が建物を調査、田代家の文書で確認した
筏師は山で切った木材で筏を組んで流し、江戸-明治期に集積地として栄えた河口の掛塚(磐田市掛塚)まで運び、戻ってくる際に船宿を利用した。昭和30年代に佐久間、秋葉ダムが相次いで完成、輸送もトラックに置き換わり、天竜川で筏の運搬は姿を消した
同会は天竜川の歴史に触れてもらおうと、船大工の道具や、筏が天竜川を下る田代家所有の明治時代の写真など50点を並べた
..