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- ID:
- 39503
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0905
- 見出し:
- 酒造りの木たるを自社製造…菊正宗、伝統技術を継承
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/west/news/170904/wst1709040089-n1.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 大手酒造会社の菊正宗酒造(神戸市)は4日、酒造りに使う木製のたるを製造する新工場を報道陣に公開した。たる詰めの日本酒は木の香りが引き立ち人気が高いが、職人の高齢化などを背景に外部からのたるの調達が年々困難になっており、自社製造により伝統技術の継承を目指す
神戸市の自社敷地内に設けた工場では、職人3人がくぎや接着剤を使わない伝統的な製法を守り、吉野杉や竹を材料に主に手作業でたるを組み上げる。延べ床面積約580平方メートルで既に稼働を始めており、11月下旬から一般公開する
菊正宗によると、伝統的な酒造りを支える木製容器を手掛ける職人は、高齢化に加えて、近年は金属製の酒造り容器の普及が進んだことから減少。同社は平成25年から自社で職人の育成を始めた
酒造業界では、剣菱酒造(神戸市)も年内の完成を目指し、木製容器を自前で製造する工場を建設している
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