v10.0
- ID:
-
38137
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0407
- 見出し:
- 前橋で全国さくらサミット 自治体が意見交換 樹木の管理指針検討へ
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201704/CK2017040702000184.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 前橋で全国さくらサミット 自治体が意見交換 樹木の管理指針検討へ 2017年4月7日次回開催地の東京都豊島区の水島副区長(左)にサミット旗を渡す山本市長=前橋市で写真 桜を生かしたまちづくりについて全国の自治体が意見交換する「全国さくらサミット」が6日、前橋市のヤマダグリーンドーム前橋であった。公共用地の樹木の伐採などで住民の理解を得るため、自治体向けの管理ガイドラインの策定を検討することが共同宣言に盛り込まれた。地域の愛着が深い老齢化した街路樹は保護か伐採で意見の一致が難しく、伐採条件などのルールづくりを進めたい考えだ。 (川田篤志) サミットは一九八八年に始まり、二十五回目。現在、東京や埼玉など十九都道県の二十九市区町村が加盟し、桜を守る工夫などでほぼ毎年意見交換している。前橋では初開催で、県内では二十七年ぶり二回目
宣言案を練る分科会で山本龍前橋市長は、市内で昨年十一月、歩道の安全確保のため老齢化した桜の街路樹を伐採した際、住民の一部から残念がる声が上がったことを紹介。行政が管理する樹木の世代交代を円滑に進めるため管理ガイドラインの必要性を提言した
同じ悩みを抱える複数の参加自治体も趣旨に賛同。伐採した木の枝を愛着のある住民に配る案も出た。今後ガイドラインの中身を検討し、来春開催予定のサミットで一定の方向性が示される見通し
前橋公園で見ごろを迎えた桜の下を歩く家族連れ=前橋市で写真 共同宣言には、桜の管理費の補助などで関係省庁への働き掛けを強めるため、サミット事務局の設置検討や参加自治体を増やすことなどが盛り込まれた。次回開催地は東京都豊島区に決まり、山本市長から水島正彦副区長にサミット旗が引き継がれた
参加自治体の関係者が視察した前橋公園ではソメイヨシノが咲き始めており、この日も多くの花見客でにぎわっていた
..