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 生まれた時から国産材に親しみ、良さを判ってくれるファンを育成しようというロングスパンの戦略だ
「うふっ湯桶」は、赤ちゃん用であることを考慮し、あえて木曽ヒノキは使わず、より香りが優しい木曽産のサワラを使用し、産湯桶としての役目を終えた後の転用アイデアの提案も行う
 協議会には、冒頭の志水木材産業のほか、木材の香り研究の第一人者・谷田貝光克東大名誉教授、インテリアコーディネーターの林眞理子さん、木材コーディネーターの鈴木直子さん等が参加し、樹木成分のエビデンス研究や、現代的なインテリアとマッチするデザインの桶開発に挑戦した
伊那ワイン工房(伊那市)に保管されている「ヒノキのワイン桶」 また、伊那市(長野県)では、原料の葡萄から仕込容器まで、すべて伊那産の材料で作る「オール伊那ワインプロジェクト」を計画
 昨年12月に、世界初となる「ヒノキの仕込桶」を制作し、本年秋より、赤ワインを仕込む予定になっている
 表面には漆を3度塗りしてある ワイン樽ならぬ「ワイン桶」の制作は、日本木槽木管(本社:神奈川県)が手掛け、ワイン造りは伊那市の「伊那ワイン工房」が行う
 このほか、現在はほとんど中国からの輸入材で賄われている「棺桶」や、先頭の定番「ケロリン桶」の木桶版など、ユニークなアイデアと良質な素材、確かな品質のコラボレーションが注目されている
木曽ヒノキのケロリン桶は大ヒット商品江戸時代から300年に渡って守り育まれてきた「木曽ヒノキ」が、ほんの60年で使い果たされようとしている。今後、日本人が大好きな「ヒノキ風呂」を、木曽ヒノキで作り続けることは、できなくなりそうだ。同様のことは、日本各地の銘木産地で起きており、その責任は、木材を品質や産地ではなく、安いかどうかで選ぶ、我々消費者にもある
「林業経営は100年の計で行わなくてはならない」と言われている
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