v10.0
- ID:
-
38104
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0405
- 見出し:
- ツバキランタンで伊豆大島を明るく 文京学院大生手作りの催し SNSで反響
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201704/CK2017040502000169.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 2017年4月5日ランタンを飾るイベントを開いた文京学院大の学生=台東区で写真 二〇一三年に土砂災害が起き、三十六人が死亡、三人が行方不明になった伊豆大島(大島町)の復興を支援しようと、文京学院大(文京区向丘)の学生が島のシンボルのツバキをかたどった手作りのランタンを飾るイベントを現地で開いた。島の魅力を広く伝えるため写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿すると、ツイッターだけで延べ約一万五千人が見た。 (石原真樹) 経営学部二年生が昨年、企業と協力してイベントを開くなどする産学連携実習の一環として企画。伊豆諸島と東京港を結ぶフェリーを運航する「東海汽船」などがパートナーの「伊豆大島班」は、「観光客が減っている大島を元気にする」ことを目指した
メンバーは昨年六月、初めて島を訪れた。雄大な三原山と海、懐かしさとモダンさが混じった港の風情は魅力的だったが、夜に楽しめる観光スポットがないことに気がつき、ランタンを飾るイベントを思い付いた。ランタンには、災害で亡くなった人への追悼の意味も込めた
今年二月二十二日、紙と発光ダイオード(LED)で作ったランタン五百個を島のツバキ園に飾った。電球が紙の赤を浮かび上がらせ、幻想的な雰囲気に。ランタン作りに参加した学生、町民や観光客ら計約二百二十人が夜のツバキを楽しんだ
イベント風景や、島を巡って撮影した写真をSNSに投稿し、島の魅力を拡散させた。今月から三年生になったメンバーは、口々に手応えを語る。佐久間百花さん(20)は「SNSを使った発信は他の場所でも活用できる」。渡辺美優さん(20)は「景色だけでなく、人の温かさが感じられて大好きになった。島の良さを伝えられたならうれしい」。平沢滉介さん(20)も「写真を選ぶのが難しいほど、大自然の力強さを感じた」と話した
学生が大島で撮影した写真は、同大のホームページ(「椿(ツバキ)ランタン」で検索)で見られる
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