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- ID:
- 38007
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0324
- 見出し:
- ツバキとカンアオイ、一堂 京都府立植物園 印
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170325000060
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 京都市左京区の府立植物園で24日、「ツバキ展」と「カンアオイ展」が始まった。ツバキは昔から園芸品種として親しまれ、カンアオイは自然に育まれた多様な形の葉や花が特徴。ともに日本人と深い関わりがあり、その一端も伝えている
ツバキ展は、府内の寺院や個人所有を中心に約200点を展示。今年はツバキの開花が例年より遅めで花の数も少ないため確保に苦心したというが、会場では、二条城にある「南蛮星」「枩笠(まつかさ)」といった品種のほか、非公開寺院の大聖寺(上京区)が育てている「玉兎」なども楽しめる
植物園が所蔵する江戸時代の図譜もあり、昔の人が描いた作品と会場に生けられた実物を見比べながら鑑賞もできる
カンアオイは絶滅が懸念される日本固有の植物。保全のために府立植物園で育てた鉢のほか、愛好家が寄せた鉢を含め約150点が並ぶ
咲く場所などによって花の色が異なり、ふ入りのものや澄んだ緑色など多種多様。葉っぱの色合いも鉢によって微妙に異なり、日本の山間部に育つ植物の豊かな生態を垣間見ることができる
両展示とも26日まで。入園料が必要
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