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- ID:
- 吸って生かされている」ことへの感謝の行動として「植林」に取り組むことが「明るい未来を創造」する
37828
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0305
- 見出し:
- 東濃ヒノキの家、豪へ セカンドハウス用輸出
- 新聞名:
- 岐阜新聞
- 元URL:
- http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170305/201703050909_29144.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 木材・木製品の製造販売を手掛ける岐阜県中津川市加子母の「協同組合東濃ひのきの家」(中島紀于代表理事)は、東濃ヒノキを使った住宅をオーストラリアに輸出する。小ぶりなセカンドハウス用だが、木材と木材をつなぐ日本の伝統的な建築技法「継手(つぎて)」を施した本格的な造りで、東濃ヒノキなど地元産材の魅力を伝え、普及を図る
同組合は、中島工務店など加子母地区を中心とした県内の建築会社や製材所、森林組合などで組織。シドニー近郊で建築業を営むジョン・トッテンフォファーさん(48)が、日本の伝統的な建築技法に興味を持ち、オーストラリアで普及させようと組合と連携した。昨年、加子母地区の工場でかんなのかけ方や継手の技法などを学び、研修を重ねた
今月中に、ジョンさんの現地のモデルハウス用に4棟を輸出する。切妻屋根と片流れ屋根の2種類があり、柱などの骨組みに東濃ヒノキ、壁板などに地元産のスギを使う。大きいもので幅7・3メートル、奥行き3・6メートル。桁や棟木には「台持ち継ぎ」や「追掛大栓継ぎ」など伝統的な継手を施し、室内の装飾として楽しめるようにする
今後、注文が入れば随時、住宅キットとして木材を輸出する。同組合木材センター長の中島浩紀さん(53)は「東濃ヒノキの肌触りや香りなど日本の木が持つぬくもり、伝統的な技法を世界の人に知ってもらい、輸出を増やしていければ」と意気込んでいる
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