v10.0
- ID:
- 37682
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0222
- 見出し:
- 平安の山陰道、柳の街路樹…鳥取・青谷横木遺跡
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20170222-OYO1T50000.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 古代の幹線道路「山陰道」が通った鳥取市の青谷横木遺跡で、9世紀後半~10世紀後半の平安時代に植えられた街路樹とみられる柳の根が見つかり、鳥取県埋蔵文化財センターが21日発表した。「続日本紀しょくにほんぎ」などには古代の街路樹に関する記述があるが、存在を裏付ける遺構が確認されたのは初めて
古代山陰道をイメージしたイラスト。道路右側に街路樹が並ぶ(鳥取県埋蔵文化財センター作成)古代山陰道をイメージしたイラスト。道路右側に街路樹が並ぶ(鳥取県埋蔵文化財センター作成) 根は2015年8~9月の発掘調査で、古代山陰道の遺構(幅約7メートル)に沿った長さ約20メートルの区画2か所の盛り土から出土。3~5センチ大の黒ずんだ根が密集した直径約10センチの株が計18本あり、0・5~2メートル間隔で一列に植えられていた
成分分析の結果、樹木は柳で、植えられたのは盛り土が造成された時期と一致すると判明。往来する人たちの日よけとして活用された可能性が高いという
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