v10.0
- ID:
- 37539
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0208
- 見出し:
- 樹を見るに敏、自治体も注目の珍樹ハンター 「ひとり遊びしていた子供が、そのまま大人になった感じ」
- 新聞名:
- ZAKZAK
- 元URL:
- http://www.zakzak.co.jp/people/news/20170208/peo1702081130001-n1.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 肩書は「珍樹ハンター」。動物や人間に似た樹木に表れる模様や形を探し、写真に収める人を指す。取材前は正直、「おおげさだなぁ」と思っていた。クマやイノシシ相手ならまだしもハンターとは…
そんな先入観はすぐに覆った。東京都調布市、小金井市、三鷹市にまたがる野川公園が取材場所。俳優の津川雅彦さんに似ているという珍樹に向かう途中、「集中力が大事ですよ」とハントのコツを明かしたのだ
一緒に歩いていても、見えているものが違う。お目当ての珍樹に近づいても記者には分からない。ようやく気がついたのは、木を間近にしてからだった
「体調が悪かったり、考え事をしていたり、忙しいと無理でしょうね」 まるで猟当日のために体調を整える猟師ではないか。すいません。全然大げさではありませんでした
そもそもなぜ珍樹ハンターになったのか
本人に言わせると、「ひとり遊びしていた子供が、そのままひとり遊びする大人になったみたいな感じ」
小学校の頃、いろいろなものが異なるものに見えたという。例えば、雲が動物に見えたり、歩道橋から眺めた車がロボットに見えたりした
仕事に忙しくその後は忘れていたが、フリーランスとなった約10年前、子供の頃の記憶がよみがえった。山を歩いていて木の根っこがトカゲのように見えたのだ。「これって子供の頃に思っていたアレだなと思いました」。木を気にかけるようになり、コレクションが増えていった
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