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- ID:
- 37496
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0203
- 見出し:
- 伊那産材の木棺 3月1日から全国販売
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170203/CK2017020302000010.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 伊那市内の事業所や市などでつくる市地域材利活用研究会が、開発に取り組んでいた地元産木材を使った木棺が完成し、三月一日から販売を始める。関係者は全国からの注文に期待している
木棺は、カラマツ製の「黄金(こがね)」とヒノキ製の「和み」。長さ一メートル八十センチ、幅五十二センチ、高さ四十センチ。集成材に加工し、反りやゆがみを抑えている。材料と本体製作費は計十五万~十八万円程度。葬祭業者が、装飾などを付け価格を決める
同研究会は、木工業者、葬祭業団体、ワイン醸造会社、上伊那心理組合、県、市で構成。木棺は、材料を上伊那森林組合が提供し、木工業者でつくるグループ「ウッドフォーラム伊那」が製造を担当。上伊那などの葬祭業者が取り扱う。当面は年間十五基の販売を見込んでいる
上伊那森林組合の組合長でもある白鳥孝市長は「地域の人には、地元の木で故人を送りたいとの思いもあると思う。現在主流の中国産材製木棺の価格が、上がっているとも聞いている。市外各地からの需要もあるだろう」と期待している
研究会はほかに、地元産材を使ったワインだるの研究もしている
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