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- ID:
- 37488
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0203
- 見出し:
- 被爆クスノキ焦げた根か 山王神社境内で発見
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20170202-OYTNT50027.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 長崎市は2日、国指定史跡「長崎原爆遺跡」に含まれる「山王神社二の鳥居」(長崎市坂本)周辺の発掘調査を行い、境内の地中から炭化した木片を発見したことを明らかにした。原爆の熱線で焦げた「被爆クスノキ」の根である可能性があるという
考古学の専門家らでつくる同遺跡に関する調査検討委員会が長崎原爆資料館で開かれ、調査結果が報告された。委員会は2014年から開かれており、今回で10回目。同遺跡は昨年10月に史跡になったが、委員会は指定範囲を広げられないか検討している
市によると、同12月の発掘調査で、地表から約25センチの深さの地点で長さ約190センチ、直径約20センチの焦げた木片を発見。見つかった土層の上には原爆で壊れたとみられる陶磁器やガラス片が堆積していることなどから、この層が原爆投下当時の地表であるとみている
さらに、近くには他に大きな木がないことなどから、被爆クスノキの地表近くにあった根である可能性があるという。今後、木片の一部を切り出し、検査機関で鑑定することを検討する
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