v10.0
- ID:
- 37223
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0107
- 見出し:
- アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)EU-インドネシア間の紙製品貿易の促進に向け初のFLEGTライセンスを取得
- 新聞名:
- SankeiBiz
- 元URL:
- http://www.sankeibiz.jp/business/news/170106/prl1701061613082-n1.htm
- 写真:
- なし
- 記事
- 世界最大級の紙パルプ会社であるアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)のピンド・デリ紙パルプ工場が、インドネシア初の「森林法、施行、ガバナンスおよび貿易(Forest Law Enforcement Governance andTrade/FLEGT)」ライセンスを取得しました。このFLEGTライセンスによって、欧州連合木材規制(European Union Timber Regulation /EUTR)を順守する合法的供給源であることが自動的に証明されるため、今後、インドネシア-EU間の貿易は増大することになるでしょう
APPはFLEGTライセンスを取得した初の紙パルプ企業グループであり、11月24日に開催された環境・林業省によるライセンス授賞式において、同業界の代表として選ばれました。11月15日のライセンス制度が施行されてから、ピンド・デリ工場に加えてAPPの他の工場もFLEGTライセンスを取得しました。FLEGTライセンスは、高画質印刷用非塗工上質紙の「Extra」シリーズ、特殊紙の「Impressions 2000」、キャストコート紙の「Sinar Lux」など、APPがインドネシアで製造しているすべての製品について、EUTRの要求事項を順守していることを証明するものであり、これによって製品の安心感が増すことになるでしょう
今回のライセンス取得は、FLEGTライセンス供与の枠組み開始に関する今月始めの発表を受けて実施されました。この制度によって、紙製品はもとより、FLEGTライセンス取得企業が生産するその他の林産品をEUが輸入する際のプロセスが簡素化されるため、インドネシア-EU間の貿易は増大するものと見込まれています。欧州側の業者は、2013年のEUTRの要求事項を満たす合法的な供給源であることの証明として、かつて要求されていた大がかりなデュー・デリジェンス(詳細な調査)に代わってFLEGTライセンスを利用できるようになります
APP持続可能性担当役員アイダ・グリーンベリーの談:「インドネシア政府と欧州連合によるFLEGTライセンス枠組みの制定は、インドネシア政府が違法伐採に取り組む林産業界を真剣に支援していることを世界に示すものであり、当社はこれを歓迎しています。これは新たな官僚制度でも書類だけの仕事でもなく、現場における真の変化であり、インドネシアの価値ある木材製品の輸入を簡素化することで、インドネシアと欧州の数千社もの企業にチャンスを与えることになるでしょう。」<APPについて>アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)は紙パルプ製造企業グループの総合ブランド名です
APPは1972年にインドネシアのチウィ・キミア工場から操業を開始しました。現在はインドネシアと中国の工場群で製品を生産しています。紙、パルプ、包装紙製品、加工紙製品の総合生産能力は年間約2000万トンで、6大陸120ヶ国以上で製品を販売しています。また、APPは環境パフォーマンスの向上や生物多様性の保全、地域コミュニティの権利の保護をさらに向上させるため、2012年6月に「持続可能性ロードマップビジョン2020」を、2013年2月に「森林保護方針」を立ち上げ、自然林伐採ゼロの誓約のもと、自社の植林木による製品づくりを行っています。2014年9月には、国連気候変動サミットの「森林に関するニューヨーク宣言」に製紙会社として唯一署名をしました。 また、2015年12月には、インドネシアの森林保護・再生支援を目的とした『ベランターラ基金』を立ち上げました
https://www.asiapulppaper.com/<APPジャパンについて>エイピーピー・ジャパン株式会社(APPJ)は、インドネシアと中国を本拠とする総合製紙企業APPグループの日本における販売会社です。1997年の設立以来、18年以上にわたり日本市場のお客様のニーズにお応えするため、印刷用紙、情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供しております。2016年4月にインドネシア企業としては初めて日本経済団体連合会(経団連)に入会しました
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