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- ID:
- 34792
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0208
- 見出し:
- 「とちぎの木を活かす女子の会 木輪」 宇都宮で設立総会
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201602/CK2016020802000155.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 全国でも有数の生産量と品質を誇りながら、知名度はあまり高くない県の木材。そんな状況を打破しようと、「木」に関心を持つ女性たちが集まり、魅力を発信していく会が設立された。日々の生活や仕事で培った女性ならではの視点を生かした商品開発などを通じて、県産木材の認知度アップにつなげたい考えだ。 (中川耕平) 会の名前は「とちぎの木を活(い)かす女子の会 木輪(もくりん)」。木をテーマにつながり、輪になって女性らしく丸く穏やかに活動していこうとの思いが込められた
県が主体となり、昨夏から準備を開始。設立に向けた意見交換会などを開き、広く会員を募ったところ、四十八人が集まった
会員は県内の設計事務所や材木店、森林組合など木材に関係する仕事に就いている人から、一般の高校生や主婦までさまざま。今後は定期的に会合を開き、県の林業の現状や木材の特徴を学び、商品開発やイベント開催のための意見交換をする
県林業振興課によると、設立の背景には、林業の他に住宅設計事務所や建具店などこれまで男性中心のイメージが強い業種で、女性の活躍が少しずつ増えている動きがあるという
県の担当者は「これらの業種で働く女性が増えてはいるが、交流の場がなかった。会を設立し、横のつながりを生むことで、将来的には今まで少なかった女性目線での商品企画や業界への提案につなげたい」と狙いを説明する
七日には設立総会が県庁であり、会員ら約四十人が出席。会長には那須烏山市の設計事務所に勤める二級建築士の豊島香折(かおり)さん(35)=宇都宮市=が選ばれた
豊島さんは「子どものおもちゃや食器の企画などでは女性のアイデアが生きる。これまでにない発想で栃木の優れた木材をPRし、利用の拡大にもつなげたい」と意気込みを語った
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