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- ID:
- 36493
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1004
- 見出し:
- 臼杵の樹木440本調査 樹齢や生育状況、データ化
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元URL:
- https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/10/04/JD0055067097
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 臼杵市内の樹木を調査し、保存につなげる「うすき巨樹・名木の会」(佐世哲夫代表)が1年半をかけて計174カ所、約440本の調査を終えた。神社や学校、個人宅などを訪れ、樹齢や幹回り、生育状況などをデータ化。撮りためた写真と共に、市内で16日まで展示会を開いている
会は自然や樹木に興味を持つ市内の8人で結成。2014年8月から今年3月まで各地を調査した。市内野津町泊の泊神社にあるムクノキは樹齢700年を超える巨木。会によると、幹が上部で二股に分かれるものの、地面から高さ1・3メートルの幹回りは10・02メートルで、日本一の可能性があるという
市内佐志生藤田の藤田天満宮にある樹齢270年のケヤキは地区のシンボルとして大切に保存され、形も良好。市内諏訪のシイは、複雑な根回りが樹木にまつわる鎌倉時代からの伝承を伝えている
調査を進め、「臼杵の樹木は地域コミュニティーに大事に守られていると実感した一方、人口が減り、手入れが行き届かなくなって荒れ果てている木々もあった」と佐世さん。会によると、市内の幹回り3メートル以上の巨木は3件しか正式登録されていないが、調査では100本以上が該当することも分かった
調査の成果を発表する「うすき巨木・名木写真展」(大分合同新聞社後援)は市観光交流プラザで開催。入場無料。問い合わせは佐世さん(TEL090・7171・8036)へ
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