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- ID:
- 35672
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0619
- 見出し:
- 世界三大花木のジャカランダ 淡路で6年ぶり開花
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元URL:
- http://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201606/0009200497.shtml
- 写真:
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- 記事
- 世界三大花木の一つである「ジャカランダ」が、兵庫県淡路市浦の昆陽圓(まるし)さん(77)宅の庭で、青紫色の花を咲かせた。開花は2度目で6年ぶりといい、昆陽さんは「若い頃の思い出深い花。なぜ突然咲いたのかは分からないが、できることなら毎年咲いてほしい」と喜んでいる。(内田世紀) 南米原産のジャカランダはノウゼンカズラ科の落葉樹。国内での栽培は難しいとされる
昆陽さんは神戸製鋼所の関連会社に勤めていた20代の頃、プラント建設のためアフリカのザンビアに赴任。首都ルサカで街路樹のジャカランダと出会った。「なんときれいな花だろう」と気に入り、日本で待つ妻の隆子さんに写真入りの絵はがきを送ったという
それから約20年が過ぎた1990年頃、島内の観光施設で売られていたジャカランダの種を隆子さんが見つけ、鉢植えで育て始めた。その後、庭に植え替えると高さ5メートルほどに成長。2010年には初めて花を付けた。「まさか日本で咲くとは」と喜んだが、翌年以降は咲かなかった
だが今月10日頃、葉の隙間から伸びた茎につぼみを発見。2日後、ベルような形をした青紫の花弁が開いた。現在は十ほどの花房が空に向かって咲き誇る。昆陽さんは「アフリカで共に働いた仲間と、花を見ながら思い出を語り合いたい」と目を細める
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