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- ID:
- 35324
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0419
- 見出し:
- 南三陸を桜の名所に 静岡の団体が今年も植樹
- 新聞名:
- 河北新報
- 元URL:
- http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160419_13038.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を桜の名所にしようと静岡県三島市のボランティア団体「三島桜プロジェクト」が植樹活動に取り組んでいる。2012年から始まり、今月16、17日にも約60人が町を訪れ、住民と交流しながらサクラの木を植えた
同プロジェクトでは、「河津桜」「あたみ桜」「三島桜」の3種類計1300本を町内の老人ホーム、災害公営住宅、個人宅などに植えてきた。ソメイヨシノより1カ月ほど早く開花するため、震災があった3月11日に咲き、被災者の癒やしとなるよう企画した
今月16日には300本を植樹した戸倉地区の神割崎キャンプ場を訪れ、1メートルほどの苗木26本を追加した。地元住民と静岡県のご当地グルメや戸倉の海鮮汁を振る舞うイベントを共催したほか、笛や太鼓などによるしゃぎりの演奏で会場を盛り上げた
プロジェクト代表の山岡修一さん(75)=三島市=は「桜が被災者への励ましになればうれしい。木の成長に伴い町の復興が進むよう祈っている」と語る。プロジェクトには造園業者も参加し年に数回、木の手入れや周辺の草刈りを施す
戸倉地区寺浜の漁師及川吉郎さん(54)は「長い間支援を続けてくれてありがたい。住民の憩いの場として、今後も協力してお祭りやイベントを開いていきたい」と話した
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