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- ID:
- 45573
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0729
- 見出し:
- つがるで屋根の柾ぶき作業説明会
- 新聞名:
- 陸奥新報
- 元URL:
- http://www.mutusinpou.co.jp/news/2019/07/56312.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- つがる市教育委員会は21日、市生涯学習交流センター松の館隣に移築、復元工事を進める市指定文化財「中央公民館講堂」の屋根の柾(まさ)ぶき作業の実演会を開いた。全国でも数少ないという職人が屋根の下地に使う柾板(まさいた)の割り出しを実演。参加した家族連れらが板の割り出しなどを体験し、歴史的建造物に用いられる技術に関心を深めた
同講堂は1929年に旧制木造中学校講堂として建造。戦後は木造高校で使用され、72年の新校舎移転に伴って旧木造町に譲渡、町の公民館として利用された。92年に町指定文化財となり、市町村合併後は市指定文化財として引き継がれた。2017年1月に解体保存され、18年11月に松の館隣への移築復元工事が始まった
市教委は記念として柾板にメッセージを記入する市民を募集。市内小学校には板を配布し、募集締め切りの21日までに1365枚が集まった。柾板は講堂南側の屋根に柾ぶきされる。屋根全体で3万枚近くの柾板が使われるという。 復元工事は来年3月に完了予定。内部は洋風様式が組み合わされ、華麗な装飾が施されている。市教委は式典や演奏会場として活用する方針
【写真説明】屋根ふき職人の沼澤修一さん(右)に教わりながら板の割り出しを体験する親子
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