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- ID:
- 45007
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0604
- 見出し:
- 鹿島高のクスノキ帰ってきた 2年前伐採、OB制作オブジェに
- 新聞名:
- BIGLOBEニュース
- 元URL:
- https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0531/nns_190531_4578532758.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 鹿島高(鹿島市高津原)のシンボルだった「赤門」横のクスノキがオブジェとして帰ってきた。同高OBが、2年前に伐採されたクスノキを作品として仕上げて同窓会に寄贈し、校舎内に飾られている
クスノキは、その根が伸びて県重要文化財の赤門の塀を壊す恐れがあったため、2017年1月に伐採された。佐賀大芸術地域デザイン学部教授の田中右紀さん(54)がクスノキの一部を乾燥させ、オブジェをデザイン。武雄市のアトリエで、有田工業高教諭で木彫作家の永尾淳史さん(38)とともに制作した
オブジェは「僕たちはワープできる」と題され、ろうとを模した2点が対になっている。高さは約160センチ、横幅が約200センチ。田中さんは「ろうとで時間と空間が凝縮される瞬間移動装置をイメージした」という
22日には、オブジェが校内でお披露目された。田中さんは、200年とされてきたクスノキの樹齢が136年と年輪から推察されると紹介。「当時は明治維新の後の大きな変革期だった。クスノキが見てきた歳月に思いをはせてほしい」と話した
3年生の橋爪幹さん(17)は生徒を代表して「クスノキが戻ってきてうれしい。新しい鹿島高のシンボルとして次の世代につないでいきたい」とお礼を述べた
西日本新聞のラベル#九州地方ラベル#暮らし・話題#クスノキ#鹿島高#オブジェ#赤門
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