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- ID:
- 35290
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0414
- 見出し:
- 太平山神社、自前ヒノキで拝殿復旧 60年前に切り出し、栃木市内で発見
- 新聞名:
- 下野新聞
- 元URL:
- http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/tourism/festival/news/20160414/2295033
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 昨年9月の県内広域水害で境内に土砂が流入し被災した平井町の太平山神社拝殿の一部修復に、約60年前に同神社境内などで切り出されたヒノキの木材が活用され今春復旧した
神社建築に使える国産木材は希少とされ、外国産を利用する神社が主流となる中、市内の木材会社の倉庫に約20年間保管されていたところを発見された。関係者らは「太平山の神様が手助けしてくれた」と喜びを分かち合っている
水害で同神社は背後の大平山斜面から土砂などが境内に流入。本殿や拝殿など五つの社が被害に遭った。指定文化財を対象とする市の補助金などを活用し、3月末に復旧工事を終えた
難航したのは木材探し。神社建築には樹齢を重ねた厚みのある木材が使われ、現在は北米産のヒバが主流になるなど入手が困難とされており、中でも最適な国産ヒノキはほとんど出回らないという
施工業者の1社で、大兵工務店=室町=の山本兵一(やまもとひょういち)社長(68)が、旧知のヤマサン木材=城内町2丁目=の山口太平(やまぐちたへい)営業部長(65)に相談を持ち掛けると、山口さんが同社倉庫内で眠っている木材があることを思い出したという
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