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- ID:
- 44546
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0411
- 見出し:
- 無垢材で防音フローリング 奈良県産のスギ、ヒノキで
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元URL:
- https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43492430Y9A400C1LKA000/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 木材加工のホーテック(奈良県大淀町)は県森林技術センターと共同で、県産のスギやヒノキの無垢(むく)材を使った防音フローリング材を開発した。マンションの防音基準を満たし、リフォーム需要などを取り込みたい考えだ
裏に溝加工を施したホーテックの防音フローリング材画像の拡大裏に溝加工を施したホーテックの防音フローリング材縦11センチ、横95センチ、厚さ10ミリの板の裏に1.5センチ間隔で深さ8ミリの溝を設け、木材の繊維を切ることなどで防音性能を実現。吉野材に代表される県産材の木目の細かさを利用した
「音静香」と名付け、スギとヒノキ、2種類のコーティング仕上げで計4種類。1平方メートルあたり1万5000~1万8000円で、コンクリートの上にじかに貼ることができる
従来の無垢材は防音仕様でないため、主に戸建てで使われていた。マンション向けには加工がしやすい合板を使った製品が主流という
密植で長期間掛けて育てる吉野スギなど県産材は高級木材として知られるが、近年は需要が減少。付加価値を付けて市場に出すことが課題とされている
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