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- ID:
-
44329
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0321
- 見出し:
- 開花発表に外国人「WHY?」 標本木に熱視線
- 新聞名:
- FNN
- 元URL:
- https://www.fnn.jp/posts/00414662CX
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 21日は、東京と福岡で桜が開花した
春の一大イベントともいえる気象庁の開花発表だが、そんな日本ならではの習慣は、外国人の人の目に、少々不思議な光景として映っているよう
東京・靖国神社の境内にできていた、黒山の人だかり
多くの人がカメラを向ける先には、1本の桜の木が
しかし、ほとんどがつぼみの状態で、写真を撮るには、まだ早いとしか思えない
この光景を見た外国人からは...
アメリカからの観光客は、「なぜ人だかりができているのか不思議に思いました」と話した
オーストラリアから来た人は、「1本の桜の木に人が集まっていましたね、何か“特別な木”なのかしら」と話した
この桜の木は、今や多くの日本人にとって、おなじみとなった「標本木」
桜の開花を判断する基準として、気象庁が定めたもの
気象庁は、午前10時すぎ、標本木の状態から、東京都心で桜が開花したと発表
平年より5日早く、2018年より4日遅れての開花発表となった
訪れた人は「そろそろ桜が咲くかなと思って来ました」、「きょう開花発表したって聞いたから、行ってみようと」などと話した
このような標本木は、各地で決まっていて、例えば、大阪は大阪城の庭園に
兵庫は、神戸市立王子動物園に植えられている
21日は、福岡管区気象台の敷地内にある標本木でも、桜の開花が確認された
標本木の観測が始まったのは、1953年から
5~6輪以上の花が咲いた状態が、開花
8割以上のつぼみが開けば、満開となる
もし、周囲の桜がすべて満開になっていたとしても、標本木が咲かなければ、開花が発表されることはない
今や、春の訪れを告げる恒例行事となっている開花発表
ウクライナからの観光客は、「開花を発表するなんて、すてきな伝統ですね。春らしくていい」と話した
インドネシアからの留学生は、「そんなシステムありませんから、日本だけだからユニーク」と話した
では、海外でも日本のように、開花発表に注目が集まることはあるのか
アメリカから来た人は、「昔ハワイに住んでた。“ハイビスカス”はあるけど、(開花発表は)聞いたことないな」と話した
インドから来た人は、「ナショナルフラワーは“ハス”です。国民が開花を祝うような伝統はないです」と話した
カナダから来た人は、「(アメリカの)グラウンドホッグに似てる。(グラウンドホッグが)影が見えたら、まだ冬は長くて、見えなくなれば春が来るといわれているの」と話した
通常、桜の開花が発表されてから、1週間から10日ほどで満開になる
来週後半から見頃を迎える、桜
お花見シーズンの到来は目前に迫っている
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