v10.0
- ID:
- 委託を受けた構造性能評価試験を担う専門チームだ
43668
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0115
- 見出し:
- フィンランド・ヘルシンキに新名所が誕生!ヘルシンキ中央図書館
- 新聞名:
- 「Oodi」
- 元URL:
- https://www.risvel.com/news/4613
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- フィンランド人の読書への関心は非常に高く、読書はフィンランド人の生活に欠かせないもの。図書館利用率の高い国として知られているフィンランドには737もの公立図書館があり、年間190万人が本を借りている
そんなフィンランドの首都ヘルシンキに、美しい先進的な建築デザインの新しい中央図書館「Oodi(オーディ)」が昨年12月5日に開館した。このOodiの完成によって、新たなヘルシンキのシンボルが増え、観光客にとっても北欧デザインを観賞できる名所となることだろう
2018年、フィンランドは独立100周年を迎えた。ヘルシンキ中央図書館の建設プロジェクトは、独立100周年のメインプロジェクトに指定され、市民が参画しながら進行してきた。名前は、一般公募1,600件以上の候補から選ばれ、Oodiはフィンランド語で「頌歌(しょうか)」という意味。頌歌は古代ギリシア劇で歌われる神の栄光や人々の功績などをたたえる賛歌のこと。フィンランド人が独立100周年を祝福する気持ちや、文化や芸術を愛するフィンランド人への贈り物という意味が込められ名付けられた
Oodiは、観光に便利なヘルシンキのカンサライストリ広場に位置する。広さ1万7,000㎡の広大な敷地に建てられた図書館は、フロア別に特徴を備えている。「人々が交流するリビングルーム」というコンセプトに相応しい人々が行き交う入口の1階は、カフェや映画館、展示場、イベントホールなどがあり、2階は仕事や学びのためのフロアとしてワークショップができる会議室やスタジオ、個室、設備の揃った工房などがある。3階は、本の楽園をイメージしたフロア。独特な曲線美を描く天井の下に約10万冊の本や資料が保管されている。コーヒーを飲みながらバルコニーから街の景色を眺めることもできる
Oodiのデザインは特徴的で、ガラスと鉄の構造と木材を用いた印象的な外観は、伝統技術と現代建築を組み合わせにより、フィンランド建築らしく環境にもやさしい建物。最上階を除いて建物の外装はすべて木材が使用されており、北欧らしい自然美を取り入れた建築デザインはさすがと言える
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