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- ID:
- 43344
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1130
- 見出し:
- 「ヒノキ枕」勝間田高生が製作 津山産の間伐材使い、安眠効果
- 新聞名:
- 山陽新聞
- 元URL:
- http://www.sanyonews.jp/article/830276
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 勝間田高(岡山県勝央町勝間田)グリーン環境科森林類型の生徒は、安眠効果が期待されるヒノキのチップを使った「ヒノキ枕」を製作した。町内の老人施設で試作品を配り、利用者の意見を基に改良を進め、年度内の商品化を目指す
ヒノキには「セドロール」という香り物質があり、気持ちをリラックスさせて眠りをよくする作用があるとされる。枕には同高の演習林(津山市)から切り出した美作ヒノキの間伐材を、1~1・5センチ角のサイコロ状に加工。専用の機械で角を削ったチップ約7千個を枕の内部に詰めた。枕カバーもヒノキの葉で染色した
先月、老人保健施設「勝央苑」(同町平)に、1センチ角と1・5センチ角のチップがそれぞれ入った2種類の枕と、市販の枕の計3種類を持ち込み、先月から今月中旬にかけてアンケートを行った。寝心地や肌触りなど利用者の意見を基に、さらに改良。価格を検討し、年度内に販売する予定
同高3年東大貴さん(18)は「アンケートを生かしより良い枕にしたい。多くの人に使ってもらってヒノキの香りに癒やされてほしいし、勝間田高について知ってもらう機会になれば」と話していた
地方創生を担う人材育成や地域活性化への貢献を支援する県教委の「おかやま創生 高校パワーアップ事業」の活動の一環。同高は2016年度に指定を受け、17年度から森林資源の活用を狙いに製作を開始し、県農林水産総合センター森林研究所木材加工研究室(真庭市)の協力も得て完成させた
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