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- ID:
- 43012
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1028
- 見出し:
- <インドネシア地震>日本の教訓伝えたい 神戸のNGO
- 新聞名:
- Yahoo!ニュース
- 元URL:
- https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000079-mai-soci
- 写真:
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- 記事
- 阪神大震災(1995年)をきっかけとして海外の被災地支援を続けている神戸市のNGO「CODE海外災害援助市民センター」が、相次いで大地震に襲われたインドネシアにスタッフを派遣する。先月28日に発生したマグニチュード(M)7・5の地震と津波では、スラウェシ島だけでも2000人超が死亡、約8万人が家を失ったとされる。メンバーは現地の資材を使った木造住宅の建設を助言し、復興を支援する
今月29日からメンバーの上野智彦さん(28)が、8月にM6・9の地震があったロンボク島に向かう。来月上旬には事務局長の吉椿雅道さん(50)がスラウェシ島に出発。被害が甚大だった同島のパル市で現地のNGOらと共に、被災の度合いや仮設住宅の状況を調査する
CODEによると、ロンボク島の地震では、木の柱と竹の壁でできた伝統的な民家は倒壊しにくかったことが報道された。スラウェシ島では都市化に伴って沼地に造られた宅地が液状化被害を受けたことが分かっている
木造住宅は揺れを吸収しやすく、被災者が現地の資材を調達して、自力で住まいを再建できる強みがある。CODEは2006年のジャワ島中部地震の際、インドネシアの建築家と、地元の木材などを使った耐震化住宅約20棟を建てた実績がある
吉椿さんは、四川大地震(08年)やネパール大地震(15年)で現地の伝統的な木造建築を生かした耐震住宅を建ててきた。「日本でも先人の記憶や知恵が見直されつつある。教訓をインドネシアに伝えたい」と話している
募金活動も続けている。CODE(加入者名はCODE、郵便振替00930-0-330579、通信欄の支援先に「インドネシア」または「スラウェシ」「ロンボク」と明記)へ
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