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- ID:
- 42991
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1026
- 見出し:
- 光大産業、ヒノキ乾燥時の排気から割安な抗菌消臭剤
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元URL:
- https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3692950025102018L01000/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- すのこなど家庭用の木工品を手掛ける光大産業(福島県本宮市)はヒノキを乾燥させるときに出る排気から抗菌消臭剤をつくる技術を開発した。排気を利用するためヒノキの新品を原料にする一般の抗菌消臭剤に比べ割安という。11月下旬をメドにインターネットなどで販売する
光大産業の抗菌消臭剤「ひのきの霧」、右の器類は「ひのきのぷら」画像の拡大光大産業の抗菌消臭剤「ひのきの霧」、右の器類は「ひのきのぷら」抗菌消臭剤「ひのきの霧」は乾燥機から出る排気を冷却、分離してつくる。ヒノキには天然の消臭殺菌成分が含まれることが知られているが、排気から回収する技術は一般的ではなかった
200ミリリットル入りスプレーの参考価格は1100円で一般的なヒノキ抗菌消臭剤に比べ4割程度安いという
また木工品をつくるときに出る木くずを活用したバイオマスプラスチック「ひのきのぷら」も開発した。三角コーナーや皿などのプラスチック製品に約5割のヒノキ粉を使った。ぬめりなどが発生しにくく、今年度のグッドデザイン賞を受賞した。県内の一部で試験的に販売を始めた
一般のプラスチック製品より割高なため環境意識の高い消費者の開拓をめざす
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