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- ID:
- 34612
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0113
- 見出し:
- 「新国立」周辺で伐採されたケヤキ、和太鼓に
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160113-OYT1T50104.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 新国立競技場建設のため伐採されたケヤキが和太鼓になってよみがえり、東京都豊島区の東京芸術劇場で16日、お披露目のコンサートが行われる
2020年東京五輪・パラリンピックでの演奏も目指しているという
木でできた笛「コカリナ」奏者の黒坂黒太郎さん(66)は14年2月、新宿区の旧国立競技場を訪れ、周囲に手入れの行き届いた大きなケヤキが何本もあることに驚いた
東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」からコカリナを作った経験のある黒坂さんは「この大きさを生かして太鼓を作りたい」と考え、日本スポーツ振興センター(JSC)と交渉。競技場周辺で伐採された木のうち、樹齢80~150年のケヤキ14本を譲り受け、昨年1月、石川県の和太鼓製造会社に運んだ
太鼓に使う木は通常、何年もかけて自然乾燥させる。4年後の東京五輪に向け、樹齢150年のケヤキから太鼓5基分の材料を切り出して乾燥させる一方、樹齢80年のケヤキから直径・高さ約50センチの「長胴太鼓」1基を作った。ヒマラヤスギやカエデなどからはコカリナ約500本を作り、今回のコンサートで演奏することにした
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