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- ID:
- 42301
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0806
- 見出し:
- 「死にきれない」 涙の猛反発 中国で棺おけ破壊
- 新聞名:
- www.fnn.jp
- 元URL:
- https://www.fnn.jp/posts/00398081CX
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 日本では、まもなくお盆を迎えるが、中国では棺おけをめぐって、ある問題が起きている
大勢の人が取り囲む中、何かを次々と壊しているショベルカー
破壊行為は別の場所でも
よく見てみると、壊されているのは棺おけ、ひつぎ
中には、ひつぎに入って抗議する男性も
また、「死んでも死にきれない」と、泣き崩れる高齢者も
いったい何が起こっているのか
中国内陸部にある江西省の現場へと行ってみると、畑が広がるのどかな光景の先に、大量の木材が
土手には、破壊されたひつぎが大量に散乱
その一部には、不老長寿を願う文字が
中国の農村部では、現在も土葬が根強く残っているが、2014年、中国政府は、衛生面や土地の確保の問題から、火葬の推進を発表
今回、さらに火葬を進めるため、地元政府は、3万3,000円ほどの補助金を出して、ひつぎを回収する策に出たが...
ひつぎを作るのには、およそ4万円から8万円がかかることから、半ば強制的な回収だとして、住民たちが猛反発する事態となった
40年前に、夫の母親がひつぎを作ったという女性は、「うちのひつぎは、5,000元くらい(約8万1,000円)。全部、上質の木材で作ったの」と話した
付近の村では、生前に自らのひつぎを用意する習わしがあり、ひつぎが立派であればあるほど、死後の世界で、いい暮らしを送ることができると考えられている
村では「一番大事なのは、『亡くなった人は、埋葬されれば極楽往生できる』こと。ここの風習なの。だからひつぎが重要なんです」、「お年寄りは、みんな意見がある。90歳も100歳も(ひつぎを)持っていかれた」、「別の村では、60歳の人が亡くなった。『ひつぎを取り上げられたので自殺した』と聞いた」などの声が聞かれた
長い間続いてきた郷土の文化に迫る、急激な改革
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