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- ID:
- 34606
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0112
- 見出し:
- 尾崎さんがグランプリ 大学発ビジネスプランコンテスト
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元URL:
- https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/01/12/222249640
- 写真:
- なし
- 記事
- 九州の大学生らが独創的な商品やサービスを競うコンテストで、県立芸術文化短期大学専攻科造形専攻2年の尾崎勝也さん(22)=大分市=の考案したサンダルがグランプリに輝いた。げたを現代風にアレンジし、緩やかに曲げた合板を挟むことでクッション性を持たせた。県産業創造機構や製靴店などのサポートを受け事業化を目指す
昨年12月に九州経済産業局などが開いた「大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」で受賞した。3月に全国大会に出場する
製品名はギリシャ神話に由来し、翼の生えたサンダルを意味する「タラリア」。同短大にある工具でラワン合板の表面を足の裏に沿う形に成形。地面に接する部分の平らな合板に重ね、きびす(かかと部分)が宙に浮いたままで歩ける状態にした
普通のげたは硬い地面を歩くと足の裏に衝撃が直接伝わりやすい。タラリアは衝撃を緩和し、不思議な履き心地を演出。独特な曲線がファッション面でも目新しさを打ち出している
尾崎さんは女性向けにハイヒール型の履物も考案。3月の卒業後も品質やデザインの改良を続け、量産化を目指す。県内の製靴店やデザイン事務所、家具店などがサポートする予定。尾崎さんは「日本の伝統文化であるげたを現代のライフスタイルに合わせて形を変え、ファッション性も備えた新たな日本文化として発信したい」と話している
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