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- ID:
- 41406
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0504
- 見出し:
- ケヤキに「秘密基地」!?
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20180502-OYTNT50269.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 真庭の青木さん 手作りツリーハウス ◇5月5日から子どもに開放、遊具も設置 子どもたちにもっと屋外で遊んでもらおうと、真庭市下河内の看板製作業青木信治さん(67)が、高さ約20メートルのケヤキにツリーハウスを手作りした。材料のほとんどは不用になった木材や看板で、枝には子どもらの冒険心をくすぐるような遊具も設置。「こどもの日」の5日から無料で開放する。(根本博行) 青木さんはこれまでに、同市産の木材や資源の有効活用をPRするため、杉を使った恐竜や廃材を利用した未確認飛行物体(UFO)のオブジェなどを制作。こうした活動を知る近所の児童から「秘密基地を作って」と頼まれ、「身近で遊べる場所に」と、自宅敷地内にある樹齢約20年のケヤキの活用を思いついた
ケヤキの枝を切らないように工夫しながら廃材でハウスの床や柵、進入路を作り、屋根は古くなった焼き肉店や薬局の看板を再利用。2月中旬から土、日曜を中心に作業を行い、約70時間かけて完成させた
ハウスは、枝が分岐している高さ3メートル付近に建設。床面積は5・4平方メートルで、テーブルや丸太のいすを備えた。男の子だけでなく、女の子も気軽に来てもらおうと、屋根や柱には赤や黄色の丸いシールを貼ってカラフルな水玉模様を施した
枝には、消防設備会社を経営する知人から譲り受けたホースなどで、ブランコとターザンロープを設置。近くには久保谷川(幅約2メートル)が流れ、魚捕りをして遊ぶこともできるという
青木さんは以前、同地区に発生する<厄介者>の濃霧を「キリタロー」と名付けて仲間と村おこし活動を行っていたこともあり、ハウスは「キリタローひみつきち」と名付けた。「ゲームなどで自宅に閉じこもりがちな子どもたちに、自然の中で遊ぶことで危険への対処法を見つけるなど、色々なことを学んでほしい」と話している
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