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- ID:
- 41133
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0327
- 見出し:
- しだれ桜、うきはに庭園…巨木3本中心、有志が整備
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/sightseeing/20180327-OYS1T50038.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- うきは市吉井町富永に、しだれ桜の巨木3本を中心にした「法華原ほっけばる華庭園」が開園した。美しい桜を広く知ってもらい後世に残そうと、市民有志らが整備した
有志らによると、しだれ桜はお堂のそばで咲き、土地は市内にある日蓮宗の寺や信仰者の親戚らが所有。1961年、日蓮宗総本山の身延山久遠寺(山梨県)を参拝した信仰者が山門前の大きなしだれ桜に感銘を受け、持ち帰った種子を育てて69年に植えたという。現在は高さ約10メートル、枝ぶり10~20メートルほどに成長している
地元では、一帯を「法華原」、しだれ桜を「身延桜」と呼んでいた。同市吉井町清瀬の自動車整備会社社長、武内健剛さん(53)は5年ほど前、狭い道の先に咲き誇る姿に魅了された。土地の所有者を調べ、お堂を使う信仰者らに周辺の整備を打診し、了承を得た
武内さんは知人の庭師や土木業者、同級生らに声をかけて「身延のしだれ桜と福富法華原を守る会」(約30人)を組織。1月からお堂を取り壊し、砂利を敷いたり、ベンチや日よけの傘を備えた休憩場所を整えたりした。約20台分の駐車場も整備した。費用は会員の負担と市の補助金でまかなった
しだれ桜が見頃を迎えた24日に開園祭を行った。武内さんは「人知れず咲き続けてきた桜を、多くの人に見てもらいたい」と話している。入場無料
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