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- ID:
- 41092
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0322
- 見出し:
- 「ヒロシマの木」絵本、アフガンで出版へ
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180322-OYO1T50007.html?from=oycont_top_photo
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- アフガニスタン出身の国連機関職員が、原爆から復興を遂げた広島をテーマにした絵本の制作を進めている。内戦やテロで荒廃した母国の子どもたちに配り、「ヒロシマ」を知ってもらうことで「将来に希望を持ってほしい」と願う
国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)職員のシャムスル・ハディ・シャムスさん(33)
1978年の軍事クーデター以降、旧ソ連の侵攻で激化したアフガン内戦で長兄は戦死し、親類も多くが犠牲になった。家族で逃れたパキスタンで大学を卒業後の2007年、「被爆地の経験を学びたい」と広島大大学院に留学。12年にユニタールに入り、母国などから受け入れる研修生の人材育成を担当してきた
制作する絵本のオリジナルは、広島市で平和活動を行うNPO法人「ANT―Hiroshima」が広島の被爆樹木を描いた紙芝居だ。交流のある同法人理事長の渡部朋子さん(64)から紙芝居のことを聞き、協力して絵本化を目指すことにした
原爆投下直後、「75年間草木も生えない」と言われたヒロシマと、内戦で国土が荒廃したアフガンを重ね、実際に母国に寄贈されている被爆樹木の姿を加えて物語をアレンジ。鳥やアリが広島とアフガンに育つ被爆樹木を訪ねるストーリーで、渡部さんらが企画と資金集めを行い、シャムスさんは新たなイラス
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