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- ID:
41073
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0320
- 見出し:
- 樹齢は千年近く!奈良最古の佛隆寺「千年桜」は圧倒的迫力
- 新聞名:
- -
- 元URL:
- https://www.oricon.co.jp/article/424219/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 4月になると、奈良県内でもたくさんの桜が開花し、観光客の目を楽しませてくれます。なかでも、県東部の宇陀市に位置する佛隆寺には「千年桜」と呼ばれている巨木があり、その名のとおり、樹齢は千年近くにおよびます。今回は佛隆寺とその門前にあって多くの観光客を魅了する「千年桜」をご紹介しましょう
たくさんのお花見客で賑わう佛隆寺の「千年桜」写真:乾口 達司佛隆寺(仏隆寺/ぶつりゅうじ)は奈良県宇陀市の山間部にある古刹。その門前にはたくさんの桜が植えられており、近隣有数のお花見スポットとなっています。桜の咲く時期はご覧のような賑わい。駐車スペースが限られているため、出来るだけ公共の交通機関を利用して訪れてください
写真:乾口 達司とりわけ、「千年桜」と呼ばれる写真の巨木は佛隆寺を代表する名木として、それを目当てに訪れる方がたくさんいます
写真:乾口 達司「千年桜」は、ご覧のとおり、佛隆寺へいたる石段の途中にあるひときわ大きな桜。その見事さに魅了される方も多いでしょう
それもそのはず、この「千年桜」、その名のとおり、樹齢は千年近くになるとされ、現存する桜としては、奈良県下、最古とされています。品種はヤマザクラとエドヒガンザクラの雑種である「モチヅキザクラ」の一種であることが判明しており、その希少性から、現在、県の天然記念物に指定されています
近くから見る「千年桜」写真:乾口 達司「千年桜」を間近に見ると、その特異な形をご理解いただけるはず。「千年桜」は写真のように幹から11本の枝に分かれており、それぞれが枝を伸ばし、花を咲かせています。それが枝の広がりを強く印象づけているというわけです
写真:乾口 達司したがって、石段の上から振り返るように見ても迫力があります。遠景近景、さまざまな角度から眺めることをお勧めします
十一面観音を本尊とする佛隆寺写真:乾口 達司「千年桜」を堪能した後は、その上方にある佛隆寺にも参拝しましょう。寺伝によると、佛隆寺は、嘉祥3年(850)、空海の高弟・賢恵によって創建されたとされます。本尊は十一面観音菩薩。写真は伽藍の中心に位置する本堂です
写真:乾口 達司堂内の中央には本尊の十一面観音菩薩立像が安置されています。穏やかな表情をした本尊で、平安時代の作です
境内にある珍しい石室写真:乾口 達司本堂にお参りした後は境内をめぐりましょう。すると、ご覧のような不思議な建造物が目に入るはず。これは石室(いしむろ)で、佛隆寺を創建した堅恵の廟と伝わります。鎌倉時代の作で、現在は国の重要文化財に指定されています
写真:乾口 達司石室の内部にはご覧のような五輪塔が安置されています
桜を愛でながらゆっくりしよう!写真:乾口 達司佛隆寺の境内や門前にはベンチも置かれています。写真は境内にある休憩スペース。しだれ桜がお花見客を楽しませてくれています。腰をかけて思う存分桜を眺めましょう
写真:乾口 達司満開の桜の下でお弁当を広げるのも良いですね
いかがでしたか?「千年桜」の見頃は4月中旬から下旬にかけて。山間部にあるため、平野部の桜よりも10日ほど遅いため、お出掛けの際は開花時期をあらかじめ調べておきましょう。県下最古の巨木がつける見事な花をご堪能ください
佛隆寺の基本情報住所:奈良県宇陀市榛原区赤埴1684電話番号:0745-82-2457
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