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- ID:
- 40968
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0307
- 見出し:
- 富山)無花粉スギの授粉作業が佳境に 県の研究所
- 新聞名:
- 朝日新聞社
- 元URL:
- https://www.asahi.com/articles/ASL364632L36PUZB006.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 県が開発した優良無花粉スギ「立山 森の輝き」の種子づくりが佳境を迎えている。県農林水産総合技術センター森林研究所(立山町吉峰)の採種園で、花粉銃で雌花に花粉を吹き付ける授粉作業が続いている
「森の輝き」は、遺伝的に完全な無花粉スギ「F1小原(おはら)13号」の雌花に、無花粉となる劣性遺伝子を持ちながら花粉を作るスギ「珠洲(すず)2号」の花粉をつけて作る。ほかの花粉を受粉しないようビニールハウス内で育てる。春に交配して秋にできる種子は、無花粉スギが半分、花粉を作るスギが半分。すべて畑にまいて2年間育て、花粉を作らない個体が「森の輝き」だ
これまでの授粉作業は、春先にハウス内で大型扇風機を回して花粉を飛ばし、自然交配させる方法が主流だった。より効率的な種子作りのため2年前から徐々に、ハウス内に種子親の「F1小原13号」だけを植え、屋外で育てた花粉親の「珠洲2号」の花粉を集めて花粉銃で吹き付ける方法に変えてきた
種子親の植え付け本数が2倍になったことで種子生産量も2倍になったという
「森の輝き」は、発芽率や丈夫…
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