ただ木を切ってヤスリがけして塗るだけじゃつまらない、もっと元の自然の木のかたちを残したい。
そんな発想から生まれたのが「Undergrowth」、イタリアのデザイナーデュオAlcarolがつくった本棚です。丸太の片面を苔生すままに残しました。
樫の木は、ドロミティ山塊の下生え(undergrowth)に転がっていた丸太です。そこから板を切り出して、苔のところは樹脂加工しました(苔のジュエリー加工でよく使われる手法)。ちっちゃなテラリウムみたい。
ロンドン・デザイン・フェスティバルに出展した樹脂加工3部作のひとつです。
2作目はドローミティで拾った苔石を加工した「Dolomyth」。
3作目は「FishEye」。この真ん中のは、長年海水に洗われた古い丸太です。黒い点々はフナクイムシの穴。
苔生す本棚 /(satomi)[ギズモード・ジャパン]
The Natural Moss on This Wooden Bookcase Is Preserved Forever in Resin /(Sarah Zhang) [米版]
alcarol explores the potential for moss and lichens to create furniture [designboom]
alcarol