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- ID:
- 31234
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0901
- 見出し:
- 長瀞で新種の桜か、五弁で大きめの花見つかる 野外調査研が発表
- 新聞名:
- 埼玉新聞
- 元URL:
- http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/09/01/01.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- NPO野外調査研究所(吉川國男理事長)は8月29日、長瀞町で新種の可能性がある桜が見つかったと発表した。発見者の同研究所主席研究員の野村靜男さん(88)=同町岩田=は「これを増やして観光資源に有効活用できれば」と話している。
桜の花は淡紅色で、直径約35ミリと大きめ。花弁は5枚で、一つの長さが15から20ミリ。花から枝までの間の小花柄(しょうかへい)に毛がないなどの特徴がある。野村さんが発見場所の同町岩田の地名にちなんで、「イワタザクラ(仮称)」と名付けた。
現在、専門家に写真データなどを送付し、鑑定を依頼している段階。4月ごろ花が咲いた時、正式に再鑑定してもらう予定だ。「日本花の会」(茨城県結城市)の和田博幸さんは「類似のものはないかもしれない。ヤマザクラとカンヒザクラの交雑種ではないか」と話しているという。
イワタザクラは、2003年ごろ樹木医でもある野村さんが近所の畑に生えた桜の木に着目し、約5年後に切り株を約300メートル離れた同町の道光寺駐車場に移植した。
野村さんは「近所の荒れた畑で1本、木が生えてきて、みんなで『あの桜はいいねぇ』と言っていたんだ。鳥が運んで自然に生えたんだと思う」と話していた。
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