v10.0
- ID:
- 31212
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- 最高の気分リフレッシュ法!
- 新聞名:
- 日経ヘルス
- 元URL:
- http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20140827/189081/
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 穏やかな日の木陰は気持ちがいいもの。緑に包まれていると、どこかサッパリとした気持ちになるけれど、それは木々が持つ不思議な力のおかげ。
木からはどこか安らぐ香りがします。それは、植物が傷つけられたときにフィトンチッドという物質が放出されるため。この物質が爽快感をもたらし、自律神経も安定させてくれて癒され、安らげるようになるわけです
でもこのフィトンチッド、実は攻撃的な成分でもあるのだとか。
生き物は自らのテリトリーを広げようとするけれど、穏やかな木々だって同じように枝葉を広げて繁栄しようとするもの。フィトンチッドには、殺菌作用や昆虫などを忌避する作用もあるそうで、つまりは自分を守るための秘密兵器となっているわけですね。
穏やかに凛と立つ木々も、自らの生命を維持し繁栄するための攻撃的な一面も備えている……だからこそ、木々は何百年も生き続けることが可能なのだそうです。
ときには、木の香りを思いきり体に取り込む深呼吸は必要。木漏れ日の中で心地よい状態におかれると、考えにも広がりが出てきます。
木々の生命力が、私たちの日常にもあらたな息を吹き込んでくれそうです。
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