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- ID:
- 30932
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0722
- 見出し:
- 世界に誇る川口の技 フィンランド駐日大使が企業、盆栽園を訪問
- 新聞名:
- 埼玉新聞
- 元URL:
- http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/07/21/10.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- フィンランドの駐日大使、マヌ・ビルタモ大使とリーサ夫人が18日、川口市の鏡メーカー「コミー」(小宮山栄社長)、盆栽園「和田盛松園」(和田光男園長)、包丁メーカー「フォーエバー」(平井明社長)を見学した。住宅街にある中小企業が世界で活躍していたり、数百年間も木の命を守り育てている盆栽師
のことを知った大使は「面白くて、ただただびっくり。皆さんの力になりたい」と話した。
NPO川口フィンランド協会(米竹明理事長)が大使夫妻を招いた。午前中は「コミー」の工場を訪問。平面鏡なのに凸面鏡のように見える同社の鏡が、来年から就航するフィンランド航空のエアバスに採用されたことを小宮山社長が説明した。
県庁で上田清司知事を表敬訪問した後、午後は安行西立野の「和田盛松園」を見学。和田園長(69)は樹齢200年や500年の松の盆栽を前に「石の上に自然界の姿を作る。70年や100年はまだ若い」と語った。大使夫妻は目を輝かせて「素晴らしい」「私の国に200年の木が見てきたことを話す物語
がある」。和田さんは「この木も大使夫妻をお迎えして喜んでいますよ」。
大使は、数百年前の北海道産の松がここにある理由を質問。和田さんが「4代も5代もの人が松の命を大切に守り、つないできている」といると説明すると、大使夫妻も感動した様子だった。
栄町の「フォーエバー」では平井社長(81)が、世界トップ級のスイスメーカーのブランドで包丁類を作り、さらに世界最大のフィンランドのメーカーと交渉中であることなどを説明した。
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