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- ID:
- 26783
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0207
- 見出し:
- 「気比の松原100年構想」策定 検討委
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130207-OYT8T00007.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- マツクイムシ被害などで衰退しつつある敦賀市の国名勝「気比の松原」(32ヘクタール)の管理方針を話し合ってきた「気比の松原保全対策検討委員会」は6日、同市内で最終会合を開き、基本方針の「気比の松原100年構想」を策定した。過密化したマツや広葉樹を伐採し、落ち葉かきなどを継続する市
民参加の協議会を設けることが柱になっている。
検討委は、松原を管理する福井森林管理署や県、市などの関係者ら12人で昨年9月に発足。4回目のこの日は同森林管理署が、マツクイムシ被害や雪による倒木などで毎年200~300本が枯死し、無秩序な植樹などで樹木の過密化も進んでいるなどという現地調査の結果を報告した。
構想では、松原を海側から「海辺のクロマツ」「気比のアカマツ」「内陸のアカマツ」の3ゾーンに分け、それぞれで若木を伐採する。さらに、松原内で繁殖しているコナラなどの広葉樹もすべて切り倒して樹木の密度を下げ、マツが育ちやすい環境を作るとしている。
一方、落ち葉かきなどの維持・保全活動を担う市民団体や企業に、行政や研究機関などを加えた「気比の松原連絡協議会」を今年度内にも設置する計画も打ち出した。保全活動などに必要な行政手続きを簡略化し、市民の参加を促す。
同森林管理署は23日午後1時から、同市桜町のきらめきみなと館で市民向けのシンポジウムを開き、構想を説明する予定。概要をまとめた冊子も2000部配布するという。
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