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- ID:
- 30335
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0501
- 見出し:
- 宮川堤改修で桜221本伐採 拡張後114本植樹計画
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20140501/CK2014050102000025.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 桜の名所として知られている伊勢市の宮川堤で国土交通省が着工した堤防改修工事について、市は三十日の市議会産業建設委員協議会で、工事概要や桜の植樹計画などを説明した。七百本以上が植えられている桜の木のうち二百本以上を伐採するが、堤防の拡張後に新たに百本以上を植樹する。
改修するのは宮川右岸の宮川橋下流から度会橋上流までの約一キロ。堤防断面が不足しているため増水時に堤防下部から住宅地側へ漏水があり、改修工事では現在の三、四メートルの堤防の幅を七メートルに拡張。市民の憩いの場として散策路やスロープも整備する。
工事区間にはソメイヨシノや山桜など七百四十二本の桜が植えられている。このうち拡張区域にかかる二百二十一本を伐採し、堤防拡張後に百十四本を植樹する。最終的には現在より百七本少なくなる。
国や市はこれまで、地元住民と有識者を交えた協議会で桜の伐採など景観に関する意見調整を進めてきた。市都市整備部は「桜の数は減るが、密集して植えられた桜には劣化もみられた。より良い形で景観を保全していきたい」としている。
工事は三つの工区に分け、今年の花見シーズンを終えた四月中旬から度会橋下流の約五百メートルで着工。十二月上旬までの工期で、堤防を河川側に拡張する。残りの工区も用地買収などを進め、工事終了は二〇一七年度を見込んでいる。
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