v10.0
- ID:
- 26746
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0204
- 見出し:
- 五箇山のカヤ 自給率100%目標 「なんと里山なりわい塾」
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20130203/CK2013020302000196.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 地域資源を有効活用したビジネスモデルの構築を実証調査してきた南砺市の「なんと里山なりわい塾」の成果報告会が二日、同市城端の市城端伝統芸能会館じょうはな座であった。塾のメンバーが四つの事業に関する取り組みを発表し、市関係者ら二十五人が今後の展開方法を議論した。
間伐材を木質バイオマスボイラーに活用する事業や割り箸などに活用する事業、用水路とらせん水車を利用した小水力発電事業、合掌造りの屋根に使うカヤを活用する事業に取り組んだ四人が、大型スクリーンに映した図や写真などを使って現状と課題、今後の方向性などを披露した。
このうち、カヤ活用事業では、五箇山地域で現在四割程度の自給率を100%にする目標を掲げた。カヤ堆肥を使ったガーデニングポットや赤カブ、カヤ入り五箇山和紙など特産の新商品開発やカヤ場再生ツアーなどの企画を実施、資金や人の交流などをつくり出して地域の森やカヤ場を守るビジネス
モデルが示された。
少子高齢化が急速に進む南砺市は、独自の地域循環型ビジネスをつくり出すため「なんと里山元気塾」を昨年二月に開講。六十人が再生可能エネルギーなどを研究した。同十月には元気塾のメンバーらが主体になり「なんと里山なりわい塾」として、地域資源を生かしたビジネスの在り方を検討してきた。
今回の実証調査結果を踏まえ、さらに具体的に研究を続ける。
..