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- ID:
- 29794
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0228
- 見出し:
- 相馬焼の鉢で桜盆栽 収益は被災地緑化へ 韮崎のNPOが企画、販売
- 新聞名:
- 山梨日日新聞
- 元URL:
- http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/02/28/8.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 韮崎市穴山町のNPO法人「悠久の郷」(内山利勝理事長)は、福島県の伝統工芸品「相馬焼」を鉢にした桜の盆栽作りに取り組んでいる。最終的には200鉢を販売し、収益金は東日本大震災の被災地である宮城県亘理町の小中学校造園費に充てる予定だ。
同法人は、2012年3月から被災地の仮設住宅や学校に桜の盆栽を贈る活動を続けている。昨夏、内山理事長が、福島県の伝統工芸品「大堀相馬焼」をつくる組合の半谷秀辰理事長(60)と知り合い、相馬焼の盆栽鉢を作るよう依頼したことがきっかけとなった。
内山、半谷両理事長によると、半谷理事長ら組合員は、震災後の福島第1原発事故の影響で福島県浪江町を離れ、二本松市内の仮設住宅への移住を余儀なくされていた。同市で相馬焼の皿などを作り続けていたが、盆栽鉢は作っていないため、当初は内山理事長の依頼に難色を示した。最終的には
内山理事長の熱心な説得に、「実直さを感じた」(半谷理事長)ため、製作するようになった。
内山理事長らは、特徴である馬の絵やひびの模様を入れた相馬焼の盆栽に、「旭山」という品種の桜を植えている。最終的には200鉢を作る予定で、3月下旬ごろには花が咲く。インターネットなどで1鉢7千円(送料込み)で販売し、被災地の緑化活動に充てるという。
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